看護師の仕事に限らず、人は他人に与える印象がとても大切です。親しみやすい印象を持ってもらえたら、患者さんも気軽に体調や気分を伝えやすくなるでしょう。しかし怖いという印象を持たれてしまうと、痛いと正直に伝えたら怒られるのではないかと患者さんがおびえてしまい、必要な情報も聞き出せないという事態が起こりかねません。看護師が患者さんに良い印象を与えるためには、普段の職務の中でどんな点に注意したらよいのでしょうか？
1つ目にできることは、挨拶です。第一印象は挨拶で決まるといっても過言ではありません。患者さんとコミュニケーションをとる際には、ます明るく元気に挨拶をすることから始めましょう。2つ目にできることは、意識して笑顔を作るという点です。笑顔と言っても歯を見せて大笑いするのではなく、自然な笑顔を作りましょう。ポイントはナチュラルメイクであること。派手過ぎるメイクは患者さんに良い印象を与えません。しかし、逆にスッピンでも社会人のマナー違反になってしまうので看護師ならではの化粧のコツを身につける必要があります。
3つ目にできることは、言葉遣いに気を付けるという点です。正しい言葉遣いで話すことで、常識的な人だという印象を与えることができます。それに、言葉遣いで患者さんに良い印象を持ってもらえたら、患者さんにとっても体調や気分の変化を伝えやすくなるでしょう。4つ目にできることは、誠意のある対応を心がけるという点です。看護師は忙しいですし、一人の患者さんのケアだけをすれば良いというわけではありません。患者さんから依頼されたことを、すっかり忘れてしまうことがあるかもしれません。
そうならないように、患者さんとのコミュニケーションや依頼されたことは必ずメモを取り、責任をもって遂行しましょう。また医師や上司へ相談すべきことは忘れることなく相談することも、患者さん良い印象を与える大切なポイントです。